誰でも分かる「PaaS」の説明|PaaSでなにができるのか?SaaS連携の専門家が分かりやすく解説!
今回は、前回のコラムで解説した「SaaS」と綴りが似ており、一緒に調べられたり紹介されている事が多い「PaaS」についてご紹介します。
「PaaS」とは?
PaaS(Platform as a Service:パースまたはパーズ)とは、直訳で「サービスとしてのプラットフォーム」で、
アプリケーション構築するための環境を提供するサービスまたは形態のことを指します。
PaaSの代表例としては、AWS Elastic Beanstalk、Google Apps Engine、Azure App Service、Herokuやノンプログラミングでアプリ作成できるkintone等があります。
エンジニアの方であれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
もう少し詳しく説明していきます。
PaaSでなにができるのか
インターネット経由で提供されるプラットフォーム上でアプリケーションを構築することができます。
このプラットフォームというのが何を提供してくれるのかというと、主にハードウェアや仮想化ソフトウェアといわれるものです。
それだけではなく、OSやミドルウェア、プログラミング言語や管理システムといった基盤や開発ツール等のアプリケーション開発に必要なものを提供してくれます。
これらを全て自社で調達・管理するには莫大な人員やコストが発生しますが、プロバイダーが管理し利用ユーザーに対して「PaaS」として提供することで、
利用ユーザーはアプリケーションを構築する上で必要なリソースを従量課金制で購入し、コストを抑えながら開発環境を整える事ができます。
PaaSは、「IaaS」「SaaS」と同じくクラウドで提供されるサービスを指しますが、それぞれサービスの領域が異なります。
PaaS利用のメリット・デメリット
最大のメリットは、エンジニアがアプリケーション開発に注力できることです。
反面デメリットは、PaaS側が設定するデータベースやプログラミング言語を利用する事が必要になるため、ある程度の制約があることです。
そのため、どのくらい自由度を持たせて開発したいかで選択する必要がでてきます。
より自由度を持たせてアプリケーション開発を行いたい場合は「IaaS」を活用していきましょう。
IaaSの詳細についてはこちらのコラムをご覧ください。
以上が「PaaS」がどういうものなのかという説明になります。
次回は弊社が開発したSlackとChatworkの連携アプリについてご紹介します。
コラム公開予定日は3/16(火)となります。
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