SaaSとは?SaaSが広がった背景やSaaS間の連携が必要な理由を解説

ここ数年でよく耳にするようになった「SaaS」という単語。
実は、皆さんのかなり身近に存在しています。

最近はIT業界でなくとも、勤怠管理や営業管理、会計システム等の様々なサービス利用を通して「SaaS」に触れる機会が増え、知っている事が当たり前という風潮があります。

しかし、"SaaSってなにか教えて"と言われると、パッと出てこない方も多いのではないでしょうか。
本コラムでは、SaaS連携の専門家である筆者がSaaSの概要からSaaS利用のメリット・デメリットに加え、併せて知っておきたい「SaaS間の連携」について、わかりやすく解説します。

SaaSとは

 

「SaaS」とは?

SaaS(Software as a Service:サースまたはサーズ)とは、直訳で「サービスとしてのソフトウェア」で、

インターネット経由でソフトウェアを提供するサービスまたは形態のことを指します。

 ※「サース」または「サーズ」。どちらで読んでも正解です。
  コラム筆者の印象としては、だんだんとサース読みをする人が多くなっている印象です。

SaaSの代表例としては、Gmail、Slack、Microsoft 365、Hubspot、Shopify等があります。耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もう少し詳しく説明していきます。

SaaSが広まった背景

これまでのソフトウェアは主にパソコンやサーバーにインストールして利用するシステムが主流で、独自開発製品やパッケージ製品をインストールして利用されてきていました。

自社で構築されているネットワークを利用するので、セキュリティが高いことと、カスタマイズ性に優れていることはメリットでした。
反面、導入後はシステムを運用するために、専門知識をもったシステムエンジニアが不具合対応や障害対応、バージョンの変更管理や対応が必要というデメリットをはらんでいました。

そんな中SaaSが普及し、SaaSが持つメリットによってIT業界が大きく変わりました。

まず、今までシステム導入にかかっていた高額な初期費用が抑えられるようになりました。
これはSaaSの主流モデルであるサブスクリプション型になったことが要因です。

次に、導入後の運用・管理にかかる負担の軽減です。
インターネットさえ繋がればバージョンも常にアップデートされ陳腐化しません。
また、場所を問わずに利用できることは、新型コロナウイルスの影響で加速するオフィス機能のリモート化に対して特に大きなメリットとして挙げられます。
SaaSは「必要な時に、必要な機能を、必要な分だけ」使うかを選ぶことができます。

かつては画像編集ソフト「Photoshop」等を買い切り型で販売していたAdobe社も、2011年からはサブスクリプション型のライセンス契約を開始し、サービス提供を続けています。
NetflixやAmazon Primeなどのサブスクリプション型サービスを利用している方も多いのではないでしょうか?

SaaSの台頭は、現代人の消費スタイルが「所有」から「利用」に変化する潮流にフィットした当然の結果ともいえます。

SaaS利用のメリット・デメリット

前述の通りSaaSを利用するメリットは多々ありますが、デメリットも存在します。
比較してみていきましょう。

メリット

  • 導入後の運用・管理にかかる負担の軽減
  • 常に最新のバージョンを使用することができる
  • 場所を問わずに利用が可能
  • 必要な分だけ契約して使える

デメリット

  • サブスクリプションモデルであるためランニングコストが発生する
  • システム障害発生時の利用制限が発生する
  • 企業毎のカスタマイズが難しい
  • SaaS間の連携ができないシステムを利用する場合にデータ移行が困難になる

中でもデータ連携は二重入力が発生することで、情報の正確性が下がったり、作業コストが発生する為、連携できるSaaS選定が重要になってきます。

そもそも「SaaS間の連携」とは?

【例】

❏作業タスクと作業時間を管理するSaaS「Backlog」を使って、開発プロジェクトと業務委託で契約しているエンジニアの工数管理をしている。
❏毎月、対応した作業時間をもとに契約相手に、会計SaaS「会計freee」を経由して請求書を発行している。

SaaS間の連携を行っていない場合、こんな作業とデメリットが発生します。

【発生作業】
 ・Backlog側の入力した情報をCSVデータでダウンロード
 ・Excelで今月の作業時間を計算
 ・計算した結果を、会計freeeの請求書に転記
 ・請求書を発行
【発生デメリット】
 ・毎月CSVデータをダウンロードしなければいけない手間発生!
 ・Excelの計算範囲が設定ミスしていたら、請求漏れ!
 ・転記がミスしていたら、それも請求漏れや過剰請求に!

SaaS間の連携設定を行うと、上記のような色々な手間やデメリットから解消されるのです。
ただ、実際に作業を行う非エンジニアの方からするとこの連携設定は「正直よくわからん...難しい...」となるかと思います。

そこで連携アプリを使うことにより、非エンジニアでも簡単に連携設定ができ、便利になります。

弊社(StrategIT)は、連携アプリストア「SaaStainer」で、簡単にSaaS間の連携を行える連携アプリを複数提供しておりますので、是非お試し下さい。

SaaSの連携方法とそのメリットを解説|データ連携でSaaSのチカラを最大限に

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多くの企業で、1社あたり10程度のSaaSを利用しているといわれています。
それだけSaaSは多くの企業に必要とされていることがわかります。 しかし、複数のSaaSを利用することで情報の分断や多重入力といった問題が起こるリスクがあります。
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この記事を書いた人

株式会社ストラテジット

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