アプリストア、マーケットプレイスとは?今後注目される「連携アプリストア」もわかりやすく解説

アプリストアとは、アプリをダウンロード・購入・インストールするためのオンラインマーケットプレイスです。

現代においてはパソコン、スマートフォン、タブレットなどが日常的に普及して、アプリケーション(アプリ)と呼ばれるものを当たり前に使用するようになりました。

これらのデバイス上で動作するアプリは、さまざまな目的に特化しており、日常生活をより便利で楽しいものにしています。
本コラムでは、アプリを入手するための手段である「アプリストア」とインターネット上で売り手と買い手を結びつける「マーケットプレイス」について解説します。

アプリストア、マーケットプレイスとは

世の中にあるさまざまなアプリ

アプリとはアプリケーションソフトウェアの略称であり、特定の目的のため様々なデバイス上で作動するソフトウェアを指します。

例えば、スマートフォンで利用する、

  • コミュニケーションを円滑にするためのメッセージングアプリやソーシャルメディアアプリ:LINE、X
  • 日常的に使用するカレンダーアプリ:Googleカレンダー
  • 電子決済アプリ:PayPay.
  • エンターテイメントを楽しむためのゲームや動画ストリーミングアプリ:ソーシャルゲーム、YouTube

ビジネスや仕事の効率化を目的とした専門的な、

  • データの管理や処理アプリ:Google Drive
  • プロジェクトの計画やコラボレーションを行うアプリ:Backlog
  • リモートワークの支援アプリ:Zoom

個人の興味や趣味に合わせた、

  • 写真や動画の編集アプリ:Adobe Photoshop
  • 料理のレシピを探すアプリ:クックパッド
  • 音楽を聴くアプリ:iTunes
  • 健康管理やフィットネスをサポートするアプリ:Google Fit

といったものが該当します。

総じて、アプリは私たちの日常生活に欠かせない存在となり、情報の収集や処理、コミュニケーション、娯楽、仕事など、さまざまな側面で私たちの生活を豊かにしています。

アプリストア(アプリケーションストア)とは

アプリストア(アプリケーションストア)は、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスや、一部のデスクトッププラットフォームで利用可能な、アプリをダウンロード・購入・インストールするためのオンラインマーケットプレイスのことを指します。

一般的に、アプリストアにはさまざまな種類のアプリが提供されており、ゲーム、生産性ツール、ソーシャルメディア、エンターテイメント、教育など、さまざまなカテゴリーのアプリが含まれています。

アプリストアでは、開発者がアプリを提出し、ユーザーがそれらを検索して購入し、ダウンロードしたりできます。
アプリストアはアプリの使用者側に対しては安全なダウンロード環境を提供し、開発者側にはアプリを配信しやすくする便利なプラットフォームとして機能しています。

アプリストアの歴史としては、2007年にiPhoneが誕生し、2008年にiPhone向けアプリのダウンロードサービスであるApp Storeが登場し、その後スマートフォンの普及とともに利用者が急増しました。現在においては、スマートフォン向けだけでなく、パソコン向けアプリストアも普及しています。

主なアプリストアには、AppleのApp Store(iOSデバイス向け)、GoogleのGoogle Playストア(Androidデバイス向け)、Microsoft Store(Windowsデバイス向け)などがあります。

マーケットプレイスとは

マーケットプレイスとは、日本語で「電子市場」という意味を持ち、インターネット上で売り手と買い手を結びつける取引の場です。
主にECサイトの運営者や企業が利用しています。
※EC(electronic commerce):インターネット上でモノやサービスを売買すること(電子商取引)

マーケットプレイスでは、見積もりや受注、決済など、販売に関わるあらゆるプロセスをオンライン上で完結させることができます。
これにより、直接取引にかかる流通コストを削減できるという利点があります。
また、マーケットプレイスには高い集客力があるため、営業コストの削減にも貢献します。
複数の店舗が出店・出品しているECモールという形態も存在します。

マーケットプレイスには様々な市場があり、例えば、消費者向けのマーケットプレイス(BtoC)としては、代表的なものとしてAmazonマーケットプレイス、ECモール形態の楽天市場などがあります。
非常に巨大な市場規模を持ち、2023年のAmazonジャパンの国内売り上げだけで2兆5,378億円に上ります。

参考:【2023最新版】EC市場規模は拡大中?成長率推移と今後の予測を徹底解説より

個人間の取引(CtoC)を行うものとしては、メルカリといったフリマアプリや、Yahoo!オークションといったオンラインオークションが普及しています。
こうしたプラットフォームでは、個人間でも多くの商品売買が行われています。

企業間(BtoB)のマーケットプレイスでは、自動車部品や、建築資材、繊維、加工製品の原料など、様々な産業で利用されています。
取引会社との連携により、見積り~受注~決済まで一括して実行されるため、販売企業としては販売コストの削減、発注企業としては調達コストの削減など、多くのメリットを享受できます。

連携アプリストアとは

連携アプリストアは、特定のプラットフォームやサービスに関連したアプリが提供されるプラットフォームです。
通常、それぞれのアプリが連携して連動したり、相互にデータを共有したりすることができる場所です。

連携アプリとは、主に異なったSaaS間において、機能、サービスの一部を連携し、必要な情報を相互にやり取りすることで対象SaaSの利便性を向上することが目的のアプリです。

freeeアプリストアはその一例です。
https://app.secure.freee.co.jp/

freeeは、会計や給与計算などの業務をクラウド上で一元管理できるサービスを提供しています。freeeアプリストアでは、これらのfreeeサービスとつながる連携アプリが提供されています。
これらの連携アプリは、freeeのデータと連携して会計業務や給与計算などの機能を拡張し、ユーザーの業務効率化や生産性向上を支援します。

つまり、連携アプリストアは、特定のプラットフォームやサービスに対して連携したアプリが提供される場所であり、それらのアプリが連携して連動することで、ユーザーの利便性や業務効率化を図ることができる仕組みです。

連携開発のプロが提供する連携アプリストア「SaaStainer」

SaaStainer(サーステイナー)はSaaS間のデータ連携を最短1日で実現できる連携アプリを提供するアプリストアです。

SaaStainer公式

特徴①ノーコードでデータ連携

  • 掲載アプリは最短10分程度の設定でデータ連携が可能
  • ノーコードなので初めての方でも簡単に連携が可能
  • 初期費用0円!月額利用料のみ(有料アプリの場合)で利用可能

    特徴②多様なSaaSと連携が可能

    • 50種類以上の連携アプリをご用意
    • 異なるチャットツール間の連携や従業員情報の連携など利用者様ごとに異なる様々な運用に柔軟に対応
    • 電子帳簿保存法対応の連携アプリもご用意

    特徴③インストール不要でサクサク導入

    • クラウド型なので自社環境へのインストールは一切不要
    • 連携アプリは特許取得済みの連携開発プラットフォーム「MasterHub」で開発しているため高品質のアプリをご提供

    特徴④安心のサポート体制

    • ヘルプページ・問い合わせ窓口はすべて日本語対応
    • 「使い方がわからない」「詳しく知りたい」場合も弊社スタッフがフォローいたします

    無料でご利用いただけるアプリを多数ご用意しております。
    有料アプリも無料トライアル期間がございますので、お気軽にお試しいただけます。
    まずはどんな連携アプリがあるか是非ご覧ください

    ご利用いただいている企業様の事例も掲載しております。

    freee会計内で承認された書類をクラウドサインに自動連携する「freee to CloudSign」で法務のDX化を加速

    SlackとChatworkを自動連携する「Chatnect」でさらなる生産性向上を

    まとめ

    1.アプリストアとは

    • モバイルデバイスや一部のデスクトッププラットフォームで利用可能なオンラインマーケットプレイス。
    • 多様なアプリが提供され、ゲーム、生産性ツール、ソーシャルメディアなどさまざまなカテゴリーがある。
    • ユーザーには安全なダウンロード環境を提供し、開発者にはアプリの配信を支援する。
    • AppleのApp Store、GoogleのGoogle Playストア、Microsoft Storeなどが主要なプラットフォーム。

    2.マーケットプレイスとは

    • インターネット上で売り手と買い手を結びつける取引の場
    • ECサイトや企業が利用し、商品やサービスの取引をオンラインで行う。
    • 消費者向け(BtoC)、個人間(CtoC)、企業間(BtoB)などの市場が存在。

    3.連携アプリストアとは

    • 特定のプラットフォームやサービスに関連したアプリが提供される場所。
    • SaaS間で連携し、データを共有することで利便性や業務効率化を図る。
    • 例としてfreeeアプリストアが挙げられ、freeeサービスに連携したアプリが提供される。

    アプリストア/マーケットプレイスの未来

    アプリストアとマーケットプレイスは、私たちの日常生活やビジネスにおいて不可欠な存在としてすでに定着しています。
    今後も技術の進化とともに、さらなる革新が期待されます。

    特に注目すべきは、連携アプリストアの台頭です。
    連携アプリストアは、異なるサービスやプラットフォームが連携し、より一層効率的な作業環境を提供していくものだからです。

    例えば、会計や給与計算のような業務に特化したサービスであるfreeeが、自社サービスに連携した様々なアプリを提供することで、ユーザーの業務効率化を実現しています。
    このような連携アプリストアは今後、さらに多くの分野において普及することが見込まれます。

    また、人工知能や機械学習の技術が進化するにつれて、アプリストアやマーケットプレイスもよりパーソナライズされたサービスを提供する可能性が高まります。
    ユーザーの行動パターンや好みに基づいて最適なアプリや商品を推薦することで、今後より使いやすく便利なプラットフォームが誕生していくでしょう。

    さらに、セキュリティやプライバシーの問題に対処するために、アプリストアやマーケットプレイスは今後より強固な保護策を講じていく必要があります。
    詐欺や情報漏洩を目的とした悪意のあるアプリや、本物そっくりに偽装したダミーのマーケットプレイスを使用した犯罪も多く発生しており、ユーザーの信頼を維持するために、データの安全性を確保し悪意のあるアプリや商品からユーザーを保護する取り組みが求められます。

    アプリストアやマーケットプレイスは今後も進化し続け、私たちの生活やビジネスに新たな価値を提供していくでしょう。
    技術の発展とともに、ますます使いやすく、便利なプラットフォームが実現されていくことが期待されます。

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    株式会社ストラテジット